心配ごとを文章化して頭の整理につなげるブログ

日々のモヤモヤや葛藤を乗り越えるためのメモ的ブログ

出産レポ

無事生まれました。せっかくだから記録に書いておこうかとおもいます。

 

深夜1時、突然の陣痛で目覚める。

1時間ほど記録を取ると 間隔は4〜9分。

かかりつけ医に電話するとこれから来てくださいとのことに。

 

3時、病院到着。20分間胎児とお腹の張りを機械で測る。陣痛は2〜5分間隔。吐き気も出てきた。腹式呼吸、特に腰に空気を送るイメージでやると痛みが逃げる。

途中破水か?生暖かいものが出た。

 

その後診察室へ。下着を脱ぐと大量の出血あり。ちょっと多いですね、と先生。

子宮口は6センチ。既に結構痛いが陣痛が遠のいてる時は動ける感じ。まだ冷静でいられた。

破水はいつだったか忘れたが温かいものが大量にでた感覚があった。

 

続いて分娩室へ。分娩着に着替え。分娩台へ登る。人が増えてきた。先生、助産師、あと男性医師もいた。

破水してますね、と先生。

これが羊水の匂いか。生臭いと聞いていたが思ったほどでない。おりものや尿の方がよっぽど臭くないか?と思う。

 

準備が整っていく。分娩台に足掛けができ、手すりがつく。色々な器具が開封されていく。

全開です、と聞こえる。

 

間に合わないね、という声がしたと思ったらPCR検査がきた。細い綿棒のような器具を鼻に突っ込まれる。思ったより長時間。

1時間くらいで結果がでます、と。

そうか、間に合わないということは私のお産はそれより早く終わるのか。ゴールが見えてやや安堵。

この時陣痛が少し遠のいたように感じた。子供が空気を読んでくれたのだと思うとなんて親孝行なんだと感心する。お腹に器具を取り付け、赤ちゃんの心肺測定も開始。

 

陣痛が強くなる。ものすごい吐き気もやってきて、黄色のポリ袋を握りしめ嘔吐に備える。粗相して髪の毛やケータイを汚したくないのでなんとか上手くやらないと。腰が砕けそう。そこまでいきみたくはないけれど、呼吸で陣痛を逃す意味がわからない。もしや早すぎて準備が整っていないのかしら。

 

先生たち、青い服に着替る。痛みの時、じっと目を見てくれ本当に心強い。一生ついていきたくなる心強さだ。

一緒に頑張ろうね、と子供に話しかける。

余裕がなくなってきた。自分の全てを超越した現象にただ対峙するしかない。逃げれない。すごい体調不良が波のように襲ってくる。

 ですます調を使う余裕なくタメ口になる。申し訳なさを意識の彼方に確認。

声が爆発する。叫ぶ。病院の隅々まで届くような爆声。まるで何も聞こえないかのような先生陣を見る。まじか。尊敬を念を抱く。

マスクは完全にずれている。そのままにしてもらえて本当によかった。口元に戻されてたら呼吸困難に陥ってたはず。

 

あとは記憶が少ない。

耐えられない痛みと発作のような、押し出すしかないような不思議な間隔。

あまりに痛い。頭が出口に詰まっているらしい。

 

頭触りますか?

はい。え、なに、ぶよぶよ。。思ってたのとだいぶ違う。戸惑う。

 

次出ますか? うーん、まだかな。

叫ぶ、強い痛みが加わる(多分ここで裂けた)、もう出したいです、と。

その後2回くらいの発作を経て‥

 

泣き声が聞こえた。

先生陣に広がる安堵感。

発作的に泣きじゃくる私。

 

おめでとうございます、女の子です。

 

30分くらいしてPCR陰性が確認でき、赤ちゃんが胸元にやってきた。

冷静を取り戻した私。

 

後処理、赤ちゃんの身体測定。

分娩室には産後2時間滞在。家族とビデオ電話をする。